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三菱自動車の倒産、潰れる可能性?燃費改ざん不正で信頼と信用の損失

      2016/07/19

燃費改ざんの不正を行っていて潰れる、倒産の可能性もあるのではないかと噂されている三菱自動車。

ユーザーと提携先の会社を騙した今回の不正による代償はあまりにも大きいです。

 

補償や賠償などの目前の対応に対しても数百億以上の損失がかかることが既に分かっていますが、それだけでなく、完全になくなってしまった信用と信頼を取り戻さないと今後の大企業としての回復は不可能です。

また、再建にはグループ会社である三菱重工、三菱商事、三菱東京UFJ銀行からの支援があるかどうかが鍵となっていますが、過去にも車両不備による事故やリコール隠しなど陰湿な問題があっただけに、グループ会社からの信用や信頼も無く支援が不透明な状態が続いています。

 

身から出たサビで危機的状態に陥っている、誰もが知っている大企業の三菱自動車ですが・・・本当にこのまま経営は落ち込んで潰れる倒産の可能性があるのでしょうか。

・燃費改ざん不正による損失の金額はいくらなのか
・信用・信頼の代償
・グループによる支援があるのか

この3つに焦点を当てながら考えてみましょう。

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不正による損失の金額はいくら?

 

燃費改ざんの不正によって出る損失として考えられるのは・・・。
■ユーザーへの補償・賠償
■提携先の日産自動車への補償・賠償

 

■ユーザーへの補償・賠償

まず不正の内容が燃費改ざんなだけに、嘘をついて余分にかかったガソリン代は返そうと検討されています。

そして燃費の良い軽自動車や電気自動車を購入したユーザーには、エコカー免税が適用されていましたが、三菱自動車の不正対象車はエコカーにはなりえないとされていて、免税された分の税金がユーザーに請求される可能性が出てきていますのでそれも補償する方針です。

 

しかしガソリン代とエコカー免税代は、ユーザー1人1人によって実際にどれだけ払ったかは全く違うもの。人によっては買って1年目だったり、人によっては燃費が良いから乗り潰す気ですでに5年以上乗っている人もいるでしょう。当然、一律の金額での補償は納得いきません。

なのでやはり燃費改ざんの不正を行った車種については買い取りが一番納得のいくものではありますが、三菱自動車からすれば一番損失の出る対応です。ekとデイズだけでなく、あとから不正していると判明してきた車種も全て合わせれば数百億どころか数千億は必要になり、潰れる倒産の可能性も否定できません。

 

■提携先の日産自動車への補償・賠償

提携して自動車を販売していた日産自動車のカルロス・ゴーン社長は今回の問題に対して「三菱に賠償を求めるのが第一」と厳しい態度を見せていますし、三菱自動車も責任は自社にあると賠償を受け入れています。

賠償の無いように関する詳細はまだ協議中ではありますが、野村証券がシミュレーションした試算によると・・・。

エコカー減税の追納で1台当たり1万~2万円

ガソリン代の補償で4万8000~9万6000円

消費者へのおわびで1万~5万円かかり

1台当たり計6万8000~16万6000円

総額で数百億は確実だとされています。あくまで、これは日産自動車に対しての補償・賠償によってでる損失であり、自社の対応分も合わせればやはり数千億単位になってくるでしょう。

それを払いきれずに潰れる倒産の可能性がある三菱自動車ではありませんが、果たしてその損失分の利益を出すのにどれだけの年月が経かったのか・・・。

 

信用・信頼の代償

 

目前の補償や賠償も大きな問題ですが、三菱自動車からすればそれよりも事が収まったあとの企業の再建が難しい状態となっています。

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燃費改ざん不正によって三菱自動車に対する世間の信用・信頼が完全になくなってしまったのは、ネットニュースへのコメント、ツイッターや他SNSでの投稿を見れば明らかです.

 

 

大きな損失が出たとしてもその後、今までどおりに毎年莫大な利益を出し続けられるのなら潰れる倒産する可能性はありませんが、誰がどう策を練っても信用と信頼を取り戻すには他会社に吸収してもらって会社名を変えるくらいしか思いつかないのではないでしょうか。

もちろん、受け入れてくれる自動車会社があればの話ですが。

 

ちなみに三菱自動車の2014年の売り上げ高は21,807億円となってはいるので、この数字だけを見れば多少信用や信頼がなくなっても大丈夫なんじゃないかと思いもしないですよね。少なからず今後もパジェロやランエボなどの車種を買う人はいるでしょうし。

しかし大企業というのは人員やシステムに莫大な経費をかけて、それ以上の利益を出すのが当たり前ですが、経費が莫大なだけに少しでも利益が下回ることなら、年に数千億の赤字なんてすぐに出てしまいます。

信頼・信用を取り戻せない限り三菱自動車の潰れる倒産する可能性は高まるでしょう。

 

グループによる支援はあるのか

 

過去のリコール隠し問題ではグループ会社である三菱重工、三菱商事、三菱東京UFJ銀行の3社から総額で6000億円の支援を受けました。

しかし三菱重工に関しては、海外から受注があった大型客船が予定していたよりも完成が遅れて508億円の損失が出ています。自分達のところの問題もあるだけに三菱重工社長は「三菱自動車の支援を行うかどうかは関しては慎重に決定する」としています。

 

他グループの重役からも冷めたコメントしかされていなく、支援に対して肯定的ではありません。やはりグループ会社としても、今後企業としてお客さんを取り戻して回復していく見通しがないというのが支援に対する一番の懸念でしょう。

グループ会社としてしぶしぶ支援することはあるかも知れませんが、金額はリコール隠しのときを下回ると予想されます。

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